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2014-03-18

(本)NPOでメシを食う!|週刊東洋経済eビジネス新書No.46

今、NPO法人設立のお手伝いをしていることもあり、このところNPO関連の本を読んでいます。その中のひとつをご紹介。

NPO男性職員の寿退社という問題

NPOといえば、ボランティアまたはボランティア精神に支えられている、というイメージをお持ちの方も多いと思います。
私が働いていたNPOでは、給与は居酒屋でバイトしたほうが稼げるというレベル。
今思えば、私個人の力不足ですが、結果として寿退社。

NPO業界には「男性の寿退社」があるそうです。つまり、NPOでは子どもを養う給料をもらえないので、仕方なく退職して民間企業に就職する、という話
ブログエイジーイケダハヤトのブログ農耕ライフ

NPOと社会起業家の存在

一方で、別のNPOで、一般企業並の給与をもらい、活き活きと働いている友人もいました。
正直、その給与を聞いたときは「NPOなのに!」と驚きました。
しかし、そんな感覚は”社会起業家”の存在により変わりつつあるようです。

社会起業家の運営する団体では、社会問題の解決に加え、安定した利益を上げるケースが増えている。

 社会変革のプロ集団という考え方

まず紹介されていたのは、NPO法人かものはしプロジェクト
かものはしプロジェクトは、強制的に子どもが売られてしまう問題を防止する活動をしているNPO法人です。

ビジネス手法用い会員獲得を加速。改革目指す新人類  カンボジアで児童の人身売買防止の活動を行うNPO法人、かものはしプロジェクト。貧困家庭の女性を雇用して小物の製造を行い、経済的自立を促すなど、草の根的な活動を展開する。活動を始めた10年前に比べ、被害児童は減少し、成果は着実だ。一方、東京・代々木の事務所では、大企業のマーケティング部門顔負けの会話が飛び交う。

そのやり方には批判もあるようですが、社会変革の成果に見合った、能力に見合った対価を得ることは素晴らしいことだと思います。

古くからのNPOには、ビジネス感覚のかものはしのやり方を冷ややかに見る向きも、なくはない。  だが、「NPOはボランティア集団ではなく、社会変革のプロ集団。能力に見合う対価をもらうことが健全な発展につながる」

プロボノの存在

プロボノと呼ばれる専門知識を持つボランティアの存在も大きいようです。
エイズ孤児支援のPLAS(プラス)では、ブロガーのイケダハヤト氏が参加し、TwitterやFacebookの活用方法を指導し、成功しているとのこと。

まとめ

社会起業家がビジネスの手法をNPOに持ち込むことにより、ボランティアに依存するのではなく、継続的・安定的な仕組みを作っています。
NPOで働く人も、収入が安定することで、ボランティア精神にプロ意識が上積みされ、社会の課題解決のために、よりよい仕事ができるものと想像されます。
NPOですから、そこで生まれた利益は社会の課題解決に還元されます。
そのような好循環が生まれることが理想的です。
しかし、理想的な好循環を作れているNPOは、おそらくほんの一部。
NPOたるもの清貧に甘んじるべき、という考え方も根強くあります(それが悪いとは思いません)。
NPO設立のサポートもしている身として、法人の成立だけではなく、その後の運営において好循環が作れるお手伝いができないか、微力ながら模索していきたいと思います。

追伸

私の地元東京・立川のNPO、育て上げネットも紹介されていました。
素晴らしい活動(経営)をされているので、別途紹介させていただきたいと思います。

また、理事長の工藤啓さんが書いた書籍も読ませて頂きました。

この本も素晴らしかったので、追ってご紹介したいと思います。
TEDのプレゼンも観させていただきました。
軽くファンです(笑)。

最後までお読みいただきありがとうございました。

このブログを書いているのは

創業サポーター・行政書士
若林哲平

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